バブル当時の昔話 ある地方の同業者の話。
新幹線の駅から歩いて行ける山林を数千坪所有していた。当時、ゼネコン大手、マンション業者らは血眼になって土地を買い漁った。地価もうなぎ昇り続けた。
今となっては夢のようなことだ。
この業者所有の山林に2億円とか3億円とかの買手が2社あった。手付金5000万をすぐ払って契約したいとか。どちらかに迷っていた処、億ぐらいの価格をつけた大手ゼネコンが出現、これにこの社長さんぐらぐら心が動き、2社を断ってしまった。この大手ゼネコンが一向に手付金を払わないが、買うのは間違いないといい続け、そのうちバブルが崩壊してしまった。元も子もなくなって、この山林は今でもそのまま、借入金も払うことなく、彼の会社は休業状態だ。虻蜂とらずだ。
思い出した寓話。
骨を咥えた犬が、水を飲もうと川へ行き、水面に映った姿を見てもうひとつ別の骨があると口を開いて、水面に写った骨に噛み付こうとワンと吠えたら、咥えていた骨も水に落ちて流されてしまった。
ショーバイ ショーバイ
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