中国三峡ダムと日本八ツ場ダムの比較

過日、中国重慶の友人を訪ねた。重慶は人口3000万人の大都市で直轄都市でもある。
重慶からバスで2時間ほど終点洪湖で下車。徒歩20分、霞ヶ浦ぐらいの大きさの湖の波止場につく。小雨の中、かなり寒い。50人乗りの鉄のぼろ船が2台待機。
小学生の低学年児童かそれぞれの船に30人ずつ程乗って出発を待つ。この日は金曜日の午後で湖周辺の居住の子供たちは毎日通うのが大変なので週末のみに帰宅であとは寮に入っているとのこと。今日はうれしい自宅帰りだ。友人の故郷までの約40分あまりの間3箇所ほど湖岸に接岸の1戸~3戸の部落に少しずつ下船する。
接岸といっても何も波止場があるわけでなく、船のへさきだけを土手にぶつけるように陸地に船体の一部を突っ込むという感じ。接岸するかしないうちに元気に子供たちは飛び降りる。
1番目でほとんどの子供や少し大人が降り2番目3番目は3人と1人と少なくなりこの1人の女の子が飛び降りると実母らしき一人と犬一匹の出迎えだ。
犬は大喜びとこの子に飛びつくようにじゃれ尻尾をふる。印象的だ。最後に私達だけとなり小雨の中下船、目の前の小高い道を200mほどのところに2件の家がありその1軒が友人の実家である。半農半漁村で川魚のまぶなを釣って市場へ売りに行くのだそうだ。
電気はきているが燃料はまきのみ、風呂はなし、手ぬぐいタオルのみで洗面所で顔や手を洗う毎日だ。田んぼもあり米がとれ、にわとり15匹、犬1匹、私の同い年の夫婦と孫2人それにアヒル2羽、豚親子で16匹ほとんど自給自足に近い生活だ。
久しぶりに帰った友人は南の広州からの帰郷ですからその晩は60℃の白酒にて大歓迎、外の寒さも苦にならずこの家の1室に泊めてもらう。
2日目、もちろん商店街もコンビにもない。日曜日、主人の手こき船で1時間ほどで町に着く。小雨の中湖面を渡る風は冷たいが、古いテレビが故障のため主人が船からおりると竹のかごに入れてテレビを担ぎ私達も歩き出す。30分ほど歩き町につくが本日月1回の文字通り1ヶ月に1度の市だ。
小雨の中テントを道両側に2㌔程並ぶ。衣類、果物、肉、魚(ほとんど川魚)、電気製品、野菜などスーパーの品目全て並ぶが清潔さや品質などちょっと手が出ない。せいぜいみかん、マンゴー、バナナぐらいか。
3日間滞在し重慶より三峡下りの船に乗る。二等観光付一人900元(12,000円)3泊
一部屋4つのベッド 日本の山小屋より質が悪い。素人大工が余った木材で作ったようで天井が低く硬いベッドだ。トイレもシャワー室もあるが便器の質が悪いので臭いが逆流してくる。食事は時々下船して観光地の売店のうどん、饅頭など一皿一人3元~5元(40円~70円) 快適な旅とは到底言えないが、カラオケ、麻雀などやり放題で中国人の生活様式などよく観察できた。
三峡下りは揚子江を船で下ってみると第一印象は日本の中ぐらいの大きさの湖がそれぞれつながっていると言う程馬鹿でかい川だ。両側が狭まり切り立っている箇所がそれぞれ名所の三峡となるのです。
 さて、4日目の昼終点の宣昌という町に到着。大きな町だが三峡ダムの町だ。
世界一のプロジェクトだが、日本人の私はダムは見慣れているのであまり感動しない。但しパナマ運河と同じ階段式の航路を大きな船が通過するのは初めて見た。さてどれくらいこのダムが大きいかを今日本で中止となり話題の群馬県の八ツ場ダムと比較してみましょう。
                            比較八ツ場ダム1として
三峡ダム                             八ツ場ダム   
発電力量  1820万キロワット        1555    :     1
ダム貯水水位の高さ 175m         1.5     :     1
洪水防止の貯水量 22,150,000,000㎥    2461    :     1 
貯水総量     39,300,000,000㎥     367    :     1
ダム建設に伴う移住民  113万人      941    :    1
通過船舶 1万トン                10,000    :     1
総工費       2兆6000億円       5.65    :    1
満水時の距離     650km        100    :    1
後遺症の懸念
イ.移転住民に対する不適当な対応、強制
ロ.自然環境の大いなる支障
ハ.ダム建設に伴う川床の土砂が滞留し重慶の港が浅くなり大型船が利用できなくなる
ニ.戦争になった時敵の攻撃ポイントとなり爆破されると中流以下上海まで水浸しになり大損害、戦略上ウィークポイントとなる

八ツ場ダム
発電力量   1.17 万キロワット
ダム貯水水位の高さ  116m
洪水防止の貯水量   9,000,000㎥
貯水総量        107,500,000㎥
ダム建設に伴う移住民    1200人
通過船舶          0
総工費         4600億円
満水時の距離      6.5km
後遺症の懸念  草津温泉の廃水、鉱山跡にて飲料水の不適

実際現地に行ってみると、貯水他ダムの為の湖という概念は吹き飛び元々あった何十という湖が連続して上流からダムまで続きその上に現在2010年3月ダム最低部より160mの高さまで貯水しつつありますが、さらにあと15m合計175mの高さまで湖の上にまた水がたまるという感覚です。比較ポイントの距離を八ツ場ダムと比較するとわかるように東京から静岡県まで続く細長い湖という感覚です。

アジアでダメ政治家と指導者

昨年8月までのアジアでダメで無能な政治家、国家の指導者を挙げるとワーストスリーはダントツいわずと知れた北朝鮮の金正日、次に日本の麻生太郎、3番目はタイのタクシン首相と続いた。
一気に昭和30年代に時の国家指導者でアジアでダメな政治家は日本の岸信介、韓国の李承晩、台湾の蒋介石だった。
安保条約反対でデモで死者まで出して首相をおり元々彼は戦争中に財務大臣を務め敗戦となり、A級戦犯であったがアメリカの言うことを聞いて総理大臣までなった。
この孫が安部晋三だ。李承晩も朴正煕の軍事クーデターにてアメリカに亡命した。
通常国の指導者がクーデターを起こされると、ルーマニアのチャウセスクのように人民に公衆の面前で八つ裂きにされて殺されてしまうか、第三国に亡命するかだ。イランのパーレビ国王やベトナムのグエンカオキ首相などアメリカに亡命し、グエンカオキはタクシーの運転手になり成功して今ではベトナムに時々帰る途中日本のビールファンのため東京に立ち寄り今や立派な社長さんだ。
時は移りダメな政治家はどんどん出てくる。フィリピンのエストラーダ大統領は官僚を呼んで麻雀賭博や大統領権限をいいことにして手当たり次第手近なところで女性に手を出して辞めた。日本は森喜朗だ。あまりの無能さに国民から愛想を着かされて辞めたが、今でも隠然たる力を持っていると思われたが、昨年の選挙で大敗した自民党の長老実力者も今では見る影もない。自民党敗因はこの長老たちにある。すぐ辞めるべきだ。
自民党の再生はこのあたりにかかっていると思われる。さて北朝鮮はどうか。
正ちゃんこと金正日は親爺の金日成が死んで14年が経つが、金日成が死ぬ前までは「親金こければ子金もこける」と言われたが、恐怖政治、密告奨励の弾圧政治をしぶとく続けいまだに健在だ。多くの人民を飢餓状態にし栄養失調で死なせ塗炭の苦しみを与え自分の家族だけ丸々肥えている。親から国の最高指導者を継承するところなどは正に金王国、骨董的な国家だ。最近では経済の行き詰まりから誰の発案かもしれない一人前にデノミなど実施し大失敗してますます国家をやせ細らせて行く。
対局にあるのが韓国の天才、金大中だった。彼には日本の二世政治家たちも歯が立たないし、政治哲学、信条、経歴、いずれも他の政治家よりも群を抜く。ノーベル平和賞も当然だ。南北首脳会議が実現したのも正ちゃんが金大中を信用したからだ。
金大中は反体制政治家であったから、韓国が朴政権から全斗煥が大統領の頃、国家保安法という悪法により牢獄に入れられ拷問を受け死刑宣告を受けたり日本から悪名高きKCIAに拉致され海に放りこまれそうになったのを九死に一生を得て大統領になった。
自分が大統領になれば凡人であれば当然仕返しを考えて昔金大中を虐めた側が戦々恐々だ。ところが仕返しはしないと国民に約束した。これを見ていた正ちゃんこと金正日は金大中を信用するようになった。つまり金大中は大統領であれば北朝鮮でクーデターがあっても南の韓国へ亡命すればなんと生命を落とさずに済みそうだ。金大中を頼れば大丈夫かもしれないと考えたのだ。強行弾圧政治を続ける為政者はいつも心の中では自分が反対にやられるかもしれないと恐怖心を抱くのは人間の常だ、弱さだ。だから正ちゃんは喜んで会談に応じたのだ。会談では正ちゃんははしゃぎまくり金大中は深く考え込んだ様子の顔をしていた二人は対象的だった。金大中は常に腰を低く親爺金日成と正ちゃんを持ち上げ、腹の中はこの男で大丈夫かとまたずっと将来のことを考えていた。
さて正ちゃんはクーデターが起きた場合、何処に逃げ込むのか。ひとつは中国、もうひとつはロシアだ。しかしかれはあまり双方の国は好きではないようだ。見栄っ張りの彼は本当はヨーロッパやアメリカで暮らしたいのかもしれない。日本に亡命して平壌冷麺や仲間が多いパチンコ屋でもするか否拉致問題が片付かないと日本亡命したとしても虐め抜かれるだろう。自分のせがれを偽パスポートで日本に行かせるぐらいだから。麻薬で儲ける、武器売却で儲ける、テロもそうだ。何度もありの国なのだ。正ちゃんの性格がわかるような気がする。この拉致問題で日本政府がどうして弱腰かというと、植民地時代の借りがあるからだ。正ちゃんが拉致問題を認めざるを得なくなったら、彼はこう言うだろう。「うーむ、ばれたか、仕方がない。」と開き直って「ああやったよ。拉致したのはたったの200人位だ。それに比べて日本は植民地時代我々の全財産、文化、言語まで奪ったじゃないか。若い女性は兎狩りと称して掴まえて無理やり従軍慰安婦の性奴隷として、男は日本に連れて行って鉱山や鉄道建設のための強制労働だ。それも何万人もだ。このため多くの朝鮮人が無念のうちに他国で死んだ。さあ、どちらが大きな罪か、と・・・。」こう言われるのを日本政府は恐れているのだ。
それでは一人1億円づつで計算してみよう。日本人は200人を拉致したので、200人×1億円で200億、人間並平等北朝鮮は植民地時代少なくとも10万~20万人が拉致同然死に場所もわからない人がほとんどだが、大サービスで10万人におまけしておきましょう
100,000×1億は合計10兆円だ。差引き10兆円-200億=9兆9千8百億円を支払って貰おうとくるだろう。一方石原慎太郎なんてことを抜かすんだ。金の野郎の首を取って来い、賞金を掛けるなど10億円だ、さもなくば戦争だ、北朝鮮と戦だあ。これを聞いて喜ぶのは三菱重工と石川島播磨だ。もっともっと正ちゃんと慎ちゃんに頑張って貰わないと・・・。

戦争と食糧の自給率

もしもの仮定の話ですが、先進国の中で食糧の輸入が一切止まったとしよう。戦争とかで。そのとき1月1日から何日間でその国の食糧がなくなるかを予想した話しを聞いた。第一はオランダ、3月3日全て食い尽くす計画
第二番は日本、3月4日全て食い尽くす計画
自給率40%(カロリーベース)の日本のなんと寂しい事情だこと。
昔の戦争でひょうろう改めという言葉があったが、日本の事情は何とも頼りない。
原材料を仕入れ加工し工業製品などを輸出して儲けていたが、うまくいったが反対に農業政策は失敗の連続です。減反政策や補助事業、補助金づけなどこれでは戦争どころではない。日本がアメリカ、中国と戦争したらシーラインは止まり食糧は入ってこなくなる。3月4日から1ヶ月で全員餓死だ。万歳して死ぬか水を飲んで耐えてきたが万歳する元気もなくようと白旗を掲げるか。
戦争と言えば中国とアメリカが戦争となったら中国の絶対勝つ方法。
アメリカに宣戦布告したと同時に中国のあるだけの舟に白旗を掲げ、食糧と水を一杯に積めてアメリカに向かって進む。総人数、5000万人とか1億人が太平洋を超えてアメリカ西海岸に漂着する。次から次へと。
途中日本にも500万人漂着、日本もアメリカも大混乱して治安が悪いところではない。
食糧強奪、中国人ホームレス、公園も何処も満杯、空地や道路はウンチだらけ。殺すわけにも行かず早く本国へ引き取ってくれと日本政府もアメリカ政府も参った参った。

納豆の食べ方

元々粘りのある食べ物は体に良いとされていますが、納豆もそのひとつです。
私は小さい頃疎開先での小学生で昭和26年中頃近所の個人納豆製造販売をするとこにアルバイトをしたことがある。毎朝リヤカーにわらで包んだ納豆を各家に配達するのです。リヤカーの後押し個人の家へ。そこの親爺がリヤカーを引っ張りながら掛け声を掛ける。配達先は決まっている家もあって道路からその玄関先まで届けるのが僕の役目、あとはリヤカーの後押しあとは親爺が用足しなどでリヤカーを離れるときの見張りです。食糧事情が良くない時代でよく売れた記憶があります。ところがある突然この納豆屋が製造中止となり、行かなくてもよいことになった。なぜか食中毒だ。納豆が原因で食中毒が生じたが人が一人か二人死んだようだった。倉庫の中でねずみの小便が原因らしい。在庫の納豆は全てただで貰えるからと言われたので近所の人達は何十人も押しかけあっという間に片付いた。私の家は貰いに行かなかったように記憶している。やはりいくら食糧事情が悪くて家族7人(両親と兄弟5人)とは言え生命の安全を親は考えたらしい。その事故の生じる数日前に美味しい食べ方を教えてくれたのが納豆屋の親爺さん
1、食べるだけ入る大きなどんぶりなどを用意する。例えば3人分なら茶碗のお米4杯~5杯
2、そのどんぶりに納豆を入れて10分以上力を入れてかき混ぜる。真っ白になるまでひたすら汗をかきながら箸でか

  き混ぜる。
3、そのあと醤油、西洋辛子、しらす干し、薬味のねぎを入れて10回ぐらいかき回す。
4、そのあと白飯を人数分だけ納豆をかき混ぜたどんぶりに入れてかき回す。
             出来上がり
*納豆のねばねばが貴重品で白くなったねばねばが美味しい。どんぶりにつきねばねばも食べなきゃあ。ねばねばのあとの豆はエキスを取ったあとの残りです。どんぶりの中のねばねばをそっくりご飯にこすり付けるように丁寧に擦り取り茶碗に盛り付ける。
*納豆とオクラを一緒に混ぜて食べるも良し。元気が出るよお・・・・。

小沢一郎の逆襲と旧政権の悪事隠ぺい

空想ライスカレーとカレーライスの対決
社民党党首の福島瑞穂が民主党と自民党との違いをいみじくも例の尻上がりの口調で政権奪取前に言い当てた。カレーライスとライスカレーの違いだと。今盛んに民主党というより小沢一郎、鳩山由紀夫への攻撃が日々盛んに行われている。早く景気を良くしてくれとの国民の第一の希望を無視して自民党は鳩山の金の問題を取り上げカレーライスとライスカレーの無意味に近いじゃれっこをしている。高い税金を使って国会討論という暇つぶしを。異常である。田中角栄、金丸信、小沢一郎ラインと犬猿の仲。ロッキード事件以来もっとも自民党的体質の小沢一郎を血祭りに挙げようとする検察、これに対して十数年下野して岡田、前原、鳩山の民主党頭首が出来なかった政権交代を実力で奪取したのは国民誰もが認める政界実力第一人者の小沢一郎。相撲の朝青龍と同じで実力抜群だが二人とも人に好かれない。この辺りが日本人の性質の癖の悪いところで、何となく正義、道理、論理より感情で動いてしまうところです。せっかっく自民党が駄目で民主党を選んだのだから半年やそこいらで引きづりおろさなくてはいいではないかとこの国会のニュース、その他のマスコミを見ていてそう思えてきた。これは何かあるぞと。つまりこのまま小沢一郎の政権を自由にさせると数十年続いた自民党政権の中で絶対バレてはまずい金や利権、たとえば飛行場の工事業者から入るリベートなど今まで長期安定政権のため高級官僚や政治家さえ黙っていれば絶対バレない収入源などが民主党政権になった今、バレる恐れがある。
そのため政治家は自分自身と一族のため、官僚は自分達の組織が潰されない為必死になって共同で潰しにかかっているのだ。国会議員や芸能人の二世三世が多いのは親の美味しい生活を見ているからだ。又芸能人はいいとしても政治家がどう見てもその器でない息子や娘を跡継ぎにするのは他人に言えない利権があるからだとしかいいようがない。それが民主党の政権となり全て身包みはがされるようあからさまになると埋蔵金ならぬ合法、非合法の収入源や利権が明らかになってしまうのだ。これは困る、命取りになるかもしれない。
この際以心伝心で傷もつ連中が大っぴらに出来ないので以心伝心で協定を結び民主党否小沢一郎を引きずりおろす強い働きがあったのかもしれない。クリーンな政治家など望むべくもないが、自民党が国会で民主党を追及しているのをみると姑の嫁いびりのようで、反対に民主党の議員がこんなに悪くなったのはお前達自民党が金でやったことなのだ、だからお前達の尻拭いで苦労しているのだと開き直ると一言も返す言葉が無いのを拍手したくなってしまう。又マスコミも今まで体制べったりのNHK、読売新聞、サンケイ、検察など民主党政権がこの先ずっと続くとどう変わるか見ものです。今まで通りに反体制派となっても主義主張を変えずに批判勢力  存在し続けるのか、くるりと態度を変えて体制べったりとなり民主党の提灯持ちの記事を書くのかよく見ておきましょう。小沢一郎への批判記事が少なくなった時の読売、サンケイ、鳩山由紀夫へのよいしょ番組でも多くなったテレビ界は要注意ですね。
カレーライスとライスカレー共にらっきょうにカツを加えてカツ(勝)カレーになったのは民主党だが、このカツカレーも最近揚げたてよりかなり鮮度と味が落ちてきたがもう少し様子を見よっと。

安くて嬉しいばかりではない

先日午後の食事時間の合間に栃木県の肉料理の老舗レストランに3人で入り2時間程話し込んだ。3人でコーヒー2杯づつ合計6杯勘定が480円、えっと本当ですかと思わず店員さんの前で念を押してしまった。数時間後、私の乗用車のエンジンカバーが一部はずれ音を立てるようになり通りすがりの自動車修理へ入り修理して頂きこれも1000円でした。
あまりにも安いお値段が1日のうち2回もあったのでなんだか嬉しくなってしまった。しかし待てよ、何でもかんでも安くなったが買う時は財布から出る金は少なくてすむがどうやら最近そうも言っていられなくなりつつある。自分のところの商品もどんどん値下げしなければ売れなくなったし、その分利者も少ないし、嬉しくもないので娯楽などにはお金は使わないようになった。スキー場の話だがリフトの一日券が売れなくなったそうだ。1回づつ買って数回滑りあとはゲレンデで遊んだり、彼女とお話したりして午後になると早めに帰ってしまう。1日券を買って十数回も滑り元を取ったとまた早く上手になれば嬉しいななどと感じるのは今は昔の話です。少子化か、価値観の多様化か、うちの5歳の孫もスキーへ1回連れて行ったが、寒くて嫌だと言い2回目は行こうとしない。スキー場付近の宿泊施設も大変だ、高速道路が1000円のためほとんど日帰りだ。以前は土・日泊まり日曜日も空いているスキー場で充分滑るなどが日曜日に滑るスキー客が皆無となったと嘆いていた。日曜日だと1000円で帰れるからだろう。
冷水が地方や若者に全て行き渡り死んだような日本、どうなるのだろうか。
いつかいい季節が来るのだろうか。編んだ縄のように良い事と悪い事が裏表に変わりばんこにくるといいのですが・・・。しかし上を見ればきりがないがまだまだ日本は幸の方だ。ただ今までが良かったのでこたえるのだ。終身雇用、不動産の値上がり、全て順調に過ごしてきた日本経済。終戦から食料、繊維、家電、自動車、建設不動産と10年ごとに経済を牽引する主力産業があり、真面目に勤めれば家を持ち自動車通勤、当時の後進国の中国やアジア諸国から見れば羨ましい限りだったが国民全てが中流意識を持ち前途幸せ、ずっと続くと思っていたがこの有様です。はかない中流意識だ。あんちゃん姉ちゃんが外車に乗り1DKのアパートに住みゴルフ旅行に懲り幸せを謳歌していたのはつい最近です。十年前誰がこの様な日本を想像しただろうか。我々小企業はバブル時機にいもたいした大儲け等夢のまた夢、バブルが崩壊してもほとんどが低迷期を過ごしました。政府は煽り立てるように景気の浮揚をアナウンス効果を狙ったのはつい数年前です。今度は騙されてはいけませんぞ。おのおのがた。

発展中国 不動産バブルと生きている

現在中国特に大都市の不動産バブルがすごい。年30%から50%の値上がりのところもある。ほんの一部の人達だけがある金にまかせて買いあさっているのですが、先日北京市内の一等地の商業ビルと住宅の分譲マンションを見たが、一戸日本円で3000万~7000万~億ションが1000戸ほど分譲された。中国版六本木ヒルズだ。昨年の秋で80%が売却済だそうですから今年も2ヶ月経っているので多分全部売れているだろう。中国の分譲で日本と異なるのは買うとすぐ売主の不動産会社が同列の子会社がサブリースすることがあある。ここで5年とか7年とか賃貸にて家賃を保証するのです。オリンピック以降経済成長率が鈍化したとは言え昨年は9%の成長率でした。日本の成長率実質マイナスに比較するとまさに逆転したのです。中国人が日本の不動産やスキー場、ゴルフ場などを買いあさっていることもあるのですが、このバブルはいつまで続くのか。あと2年ぐらいと中国の友人は言うが、根拠は示されない。上海、北京、広州の三大都市の賑い活気は日本と比べると圧倒されるほどすごい。活気が伝わってくる。いよいよ日本も中国の追いつけ追い越せにとうとう抜かれたか、貿易、外貨準備高、GDPなど・・・。
しかし中国で大都会の一歩裏町に入ったら地方の田舎湖南省や雲南省に行くと未だ文化に取り残されたり水桶で30分ぐらいかけて飲料水を汲みに行くという生活をしている人が現存します。特に少数民族の貧困層が多いのですが、あまり漢族との格差が広がると政治問題も含めて暴動が起きたりします。日本の報道ではチベットやウィグル自治区の暴動では中国政府の一方的な弾圧として伝えられるが、中国現地では漢族の言い分は今まで貧しく暮らしていたのを漢族の中国政府が何十年も毎年膨大な資金を貢ぎ込んで生活レベルの向上をさせた鉄道、飛行場、文化施設などなどを作ったのではないかと言う。またチベットでは世界大戦の終了のドサクサ紛れに一方的に武力で統合したとされ、中国政府の悪印象を映画で伝えているが、これもまた漢族に言わせれば、前述の膨大な投資のほか、チベットは元々ダライ・ラマをはじめほんの少数の僧侶や上層階級が国の全財産を所有あとは全部奴隷であった。それを中国政府は解放したのだと言う。最も中国の国営放送と新聞は天気予報とスポーツ番組のみ事実を放送すると言われている程政府の都合の悪いことは報道しない。日本も中国ほど酷くはないが一例を挙げると中国で報道された皇太子妃の雅子さんの男の密友が死んだ。イラクで殺された外務省の奥という人物が雅子さんが外務省に在職していた時に親しかった。その人が死んだのでその原因で雅子さんは病気になったと。日本の天皇家を批判するのを極力避けるように配慮した報道です。4年ぐらい前のことです。日本の報道はテレビ、新聞、週刊誌が政府の圧力か天皇制を信棒する右翼国粋主義者の攻撃に恐れてか報道なしでした。
もっとも現在の中国をいきなり日本のように言論の自由にし、完全な民主主義国家となり生活ベルが上がればどうなるか。中国漢族や沿岸の比較的豊かな広東省や拙江省などは独立を言い出したり、更に少数民族のウィグル自治区、内蒙古自治区、それに例のチベット自治区などもたちどころに独立を要求するでしょう。更に貧困地域では暴動が生じ大混乱になりEUと反対に国家が分裂して以前のソ連が未だ落ち着かず政情不安を抱える以前に中国は大混乱の時代が来るように思います。経済が発展し知識人も多くなり自由な主張、政治批判も堂々と行いましてや反体制側はインターネットでの主張に中国政府は躍起になって報道規制を行っている。現在の実情から予想すれば予想するに恐ろしいことになりそうです。共産党一党独裁をゆるやかに徐々に政治を民主化していくしか方法はないでしょう。