爺さまのたわごと

後継者問題
不動産業も農業もその他の零細な商売も跡継ぎ問題を抱えている。不動産業の仲介問題も7割は大手不動産業者にそのシェアを占拠されてしまっている。最近近所の金物屋さんが2軒廃業しました。
コメリやカインズホームやホームセンターが出来た原因だと断定出来る。
コジマ電気やヤマダ電気が出現するとその街の電気屋さんが数件つぶれる。
市場原理だから仕方ないとばかり言っていられるか。当然跡継ぎに困る個人の電気屋さん、食べ物屋さんはどうするのかしら。他人事ながら心配だ。
反対に跡継ぎ目白押しは2つ、芸能人と政治家だ。双方とも親の七光りで有名になってしまえばもうこっちのものだと言わんばかりにテレビに出演し、広告などに出て稼ぐに稼ぐが芸能人とは言え何の芸をするのだろう。野球の野村や長嶋の息子は物にならず芸能人となり成功した。
歌手やスポーツ選手の二世は本当の実力が必要な為成功例は圧倒的に少ない。
一方政治家は地盤(組織)看板(知名度)カバン(金)の三拍子揃っていれば国会議員に簡単になってしまう。親の姿を見て育った子供は国会議員になると金も入ってくるし、大きな家に住んで訪ねてくる人は頭を下げてお金を持ってくる様だ。
いい商売だなあと思うのは当然。子供に総理大臣をやらせるとこうなるのだとのいい例が安部晋太郎だ。政治家になりたい、親の後を継ぎたい、ただそれだけ。
政治家として何をやりたいのかははっきりその政治信条やこの国をどのようにしたいのかの理念などなく只すら政治家になりたいことだけ努力はしただろう。
しかし政治家になってしまうと何もしない。出来ない。そして出来るだけ長く政治家をやっていたいだけだ。こういう国会議員が多い。
又こういう国会議員を選んだ国民が悪いとツケが回ってくるのだ。
中国の文化大革命の時例の紅衛兵が総括のターゲットとして選んだ基準は①大地主②右派③富有
④反革命的⑤悪質の五つにあてはまったものをつかまえて三角帽子にぜっけん看板を胸にまかれて市中引き回され統括された。
この5つについて最近日本の政治家にあてはまる面々を思い出す。
特に自民党の政治家に多いようだ。
親の跡を継いで選挙で当選はするもののレベルの低い政治家は外国の政治家とのやりとりでも大恥をかかされた人もいる。例えば元首相の森 喜郎。クリントンとの沖縄サミットでの会話。
     誤          正  
森 フーアーユー     ハウーアーユー

クリントン・ヒラリー大統領夫人の夫です。
森 ミートウー
クリントン ???
ひとり言

不動産業の社会的地位

今でこそ三井不動産、三菱地所など大手不動産会社の名前は上場会社として当然信用、知名度は抜群で中小不動産も最近ようやくその社会的地位を認知され始めたようですが、まだまだその信用度は低い。
昭和30年代の不動産業は銀行の信用度も薄く、朝鮮、金融、不動産、バー、キャバレーと信用度の低いワースト3に入っていた。
別名しゅうせんや(口ききや)せんみつや(千のうち3つしか本当の事を言わない商売)など陰口を言われたものだ。確かに私達の先輩の行儀は良くない面も多々あり誇大広告や架空の囮物件でお客を集めるなど数多い。
物件の場所と案内所の場所をまぎらわしく掲載し、物件で人気のある大泉学園と錯覚させ実際の物件は東松山だった例もあり、大泉学園駅前のテントに客を集め運転手つき車でひたすら東松山の物件に向かって突っ走る。その間営業マンはもうすぐですを何回も言いながらひたすら営業トークする。
ようやく到着すると現地には落とし屋と呼ばれる別の営業マンがいて、ギリギリお客を攻めて契約させる。手付金を1万円入れてキャンセルすると売買金額の3割罰金などの契約書でしばってしまう。
それでも買うお客がいる。
不動産屋と乞食は3日やったらやめられぬとも豪語するものも現れる。変わりにせんみつの変わりに万からやとも言われた。
つまり千に3つに本当の事などまだ甘い。万回話にも全部嘘八百だと言うわけだ。
昭和40年代の話し。