バブル当時の昔話
ある地方の同業者の話。新幹線の駅から歩いて行ける山林を数千坪所有していた。当時ゼネコン大手・マンション業者らは血眼になって土地を買い漁り地価もウナギ昇りだった。今となっては夢のようだった。
この業者所有の山林に2億円とか3億円とかの買手が2社あった。手付金5000万円をすぐ払って契約したいとか。どちらか迷っていたところ倍ぐらいの価格をつけた大手ゼネコンが出現。これにこの社長さんぐらぐら心が動き2社を断ってしまった。この大手ゼネコンは一向に手付金を支払う様子がなかったが、社長はゼネコンが買うのは間違いないと言い続け、そのうちバブルが崩壊してしまった。元も子もなくなってこの山林は今でもそのまま。借金も払えなくなり彼の会社は休業状態だ。虻蜂取らずとらずとはこのことだ。
思い出した寓話
骨を咥えた犬が水を飲もうと川へ行き水面に写った自分の姿を見てもう一つ別の骨があると口を開いて水面に写った骨に噛みつこうとワンと吠えたら咥えていた骨も水に落ちて流されてしまった。
つづいて犬の話
家の中で犬を飼っている大の犬好きの奥様が喘息になった。家族の一員なので我慢。自分の命、健康、いずれ選択する時が来る。
無足多足は家に上げるなと祖父から言われたことがある私ではあるが動物は嫌いではない。しかし死という悲しさがあるのでその悲しむことへの恐怖心から動物を飼わない。自分より長生きする鶴や亀が私の枕元に来て「おじいさんそろそろ別れだなあ。安心して天国に行ってくれ。」とほっぺたや耳などをつつかれ手などに柔らかく噛みつかれながら死にたいなあ!!