歌うことって

夏の甲子園は高校野球。風物詩となっているが、初めは自分の地元高を応援、負けてしまうと次に隣や近県高校の応援。この高校が負けてくるとだんだん遠くになる。野球の本場、関西同士の決勝戦となると縁遠くなるというか、他人事というか、他の面白テレビのチャンネルに替えてしまう。
気に食わないのは校歌である。やたらに難しい言葉で飾り立てたお仕着せの歌がどこの高校も共通だ。たまにはあっと驚く校歌に巡りあってみたいものだ。沖縄蛇み線での校歌は正に地方色豊かだ。ジャズ風、ブルース調、演歌調もいいねぇ。民謡調もどうか。“それいけ、どんといけ、よいよい・・・”。校長先生や教頭先生もただ酒喰らって猥歌も歌うだろう。ただ、大勢が一つの歌を心をひとつにして一生懸命歌うとどんな歌でも人の心をゆさぶり感動させるものです。
カラオケが嫌いなのは下手でも上手でも感動しないからだ。上手だと歌手志望の時代もあったのだろうか、売れないので歌手にならなかったのだろうかとか下衆の勘繰りもしたりする。「十八番を歌え歌え。」と一人が勧めると、他の一人から「あれしかない。いつもあれだ。」などと聞こえてくると途中でやめたくなる。やたら英語で歌う人、軍歌を歌って一人で涙ぐむ人が。カッコ悪い人多いね、カラオケは。

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