先の戦争中である昭和18年11月6日付の朝日新聞を誕生日のプレゼントとして頂いた。この日の記事は勇ましい。南太平洋、陸海空に大撃滅作戦、巡艦9隻撃沈破、ラバウルのブカ上空敵機250撃墜、と何とも嘘八百だと今だから言えるが・・・・・。これじゃあ日本は勝ってばかりでそれいけどんどん、中国、アジアでも破竹のいきおいでアメリカとも連戦連勝、阿呆な国民を騙し続けたのでした。政府マスコミ共々大嘘つきの結果蓋を開ければアジアで中国初め2,000万人を殺し、自国民300万人死に追いやり国敗れて山河ありの悲惨さ。この新聞をみて今回の政府と東京電力の発表になんだか似ているなあと思った。戦争と原発との違いは別として政府というものは時に依ってはいつの時代も国民に対して嘘をつくものだということ。ただちに身体に異常影響のない放射能レベルと安心だよと抜かしおっていた。それじゃただちに影響のあるレベルっていうといくつと聞くと答えられない。手品師がネタを見破られた時のような顔をした原子力保安委員長の西山ナニガシ。東京電力に娘を入社させたぐらいだから東京電力の具合の悪い発言をするはづもない。枝野官房長官も芸術的言い回してともかく安心と、しかし一皮むけば晴天の霹靂だ。いつも国民は騙され続けるのです。おとなりの中国の新聞や新華社通信の発表にも人民が天気予報とスポーツニュースだけはほんとのことと揶揄されているのも同じことやってるなあと。6月22日、国会会期延長に反対する自民党の中河野太郎他12名は党の意向に反対して賛成にまわった。拍手したい。今政争している場合ではないと国民の多くは望んでいるのに反対とはほとほとあきれている時、この勇気ある行動は大受け、河野太郎君アンタはエライ、よくやってくれたと応援するぞと及点数を挙げた。子供どうしの国会政治ごっこのレベルで税金も泥棒されては国民はたまったものではない。河野一郎、洋平と続く政治家の三代目、他の世襲議員も見習ったらどうか。賛成に12名とは情けないがこれも落ち目の三度笠の自民党の限界か。河野太郎の発言や行動には多くの透明度ありで、スッキリするのです。大体透明感のない人間の行動や言動はキレがないしだらしなくなるのです。同じ太郎でも辛子(からし)メンタイコを幸子(さちこ)メンタイコと読み違えたりその政治姿勢が国際的に恥かしい太郎とは大違いだ。しかし政治家となると正直一辺倒ではいけない。少しはズル賢さも必要、かけひき、ハッタリ、馬鹿な振り、なども必要。頭の良さを隠しきれないTBSのアナウンサーの久米ひろしもいたが、あまりキレ者と言われると総理大臣になれないのです。いい例が以前の安倍晋太郎、福田康雄、麻生太郎、こういう人達を権力者に置いておくと自民党の議員は絶対安心だと考えたのです。御輿は軽いほうが楽だとかの小沢一郎が海部俊樹のことを言ったとか言わないとか。総理大臣になるまでは能ある鷹は爪隠すがいいのだ。この点よしも悪くも石原慎太郎東京都知事を見習うがいい。何故人気があるのか。一定の保守系の富裕層と若い人の支持があるらしい。国会議員の弱い処を攻撃し大衆の阿呆さ加減をよく研究し迎合を最も得意とするし天才的に人を引きつける演説、ヒトラーよりうまいと言われている。今のように混乱時には生真面目に正しい知識を理路整然と強く明快な判断で大衆を覚醒させる知的な政治家は不利で落選してしまう危険性がある。社会大衆が政治に嫌気がさして国民のレベルが低く民主主義の未成熟な私も含めて勇気のない人民が多い日本での選挙民ならなおさらのこと。石原発言の北朝鮮を殲滅せよ、今回の大震災では天災だがバチが当ったと日本人には気づかされたと、又ババア発言など言えないことを言えると言うこと。ほんとうのことだが、誰も言えないことを言ってくれる人、特に嫌気がさしたり疲れている人間は理性より感情的なものが取り入りやすいので益々大衆を引きつけるのだと思います。
目立ちたがりやの慎ちゃんはオリンピックに又も立候補とのこと。今までさんざん誘致のためのお金は数百億円とも言われている。高級ホテル1泊百万円、好きな車を北欧まで運ばせそれに乗ってご満悦でその結果今回は落選、新銀行も破綻、毒ずくめの豊洲へ築地市場を移転、歴史に残る悪徳知事とならないよう祈るばかりだ。石原一族の栄華もいつまで続くか、5年10年?