発展中国 不動産バブルと生きている

現在中国特に大都市の不動産バブルがすごい。年30%から50%の値上がりのところもある。ほんの一部の人達だけがある金にまかせて買いあさっているのですが、先日北京市内の一等地の商業ビルと住宅の分譲マンションを見たが、一戸日本円で3000万~7000万~億ションが1000戸ほど分譲された。中国版六本木ヒルズだ。昨年の秋で80%が売却済だそうですから今年も2ヶ月経っているので多分全部売れているだろう。中国の分譲で日本と異なるのは買うとすぐ売主の不動産会社が同列の子会社がサブリースすることがあある。ここで5年とか7年とか賃貸にて家賃を保証するのです。オリンピック以降経済成長率が鈍化したとは言え昨年は9%の成長率でした。日本の成長率実質マイナスに比較するとまさに逆転したのです。中国人が日本の不動産やスキー場、ゴルフ場などを買いあさっていることもあるのですが、このバブルはいつまで続くのか。あと2年ぐらいと中国の友人は言うが、根拠は示されない。上海、北京、広州の三大都市の賑い活気は日本と比べると圧倒されるほどすごい。活気が伝わってくる。いよいよ日本も中国の追いつけ追い越せにとうとう抜かれたか、貿易、外貨準備高、GDPなど・・・。
しかし中国で大都会の一歩裏町に入ったら地方の田舎湖南省や雲南省に行くと未だ文化に取り残されたり水桶で30分ぐらいかけて飲料水を汲みに行くという生活をしている人が現存します。特に少数民族の貧困層が多いのですが、あまり漢族との格差が広がると政治問題も含めて暴動が起きたりします。日本の報道ではチベットやウィグル自治区の暴動では中国政府の一方的な弾圧として伝えられるが、中国現地では漢族の言い分は今まで貧しく暮らしていたのを漢族の中国政府が何十年も毎年膨大な資金を貢ぎ込んで生活レベルの向上をさせた鉄道、飛行場、文化施設などなどを作ったのではないかと言う。またチベットでは世界大戦の終了のドサクサ紛れに一方的に武力で統合したとされ、中国政府の悪印象を映画で伝えているが、これもまた漢族に言わせれば、前述の膨大な投資のほか、チベットは元々ダライ・ラマをはじめほんの少数の僧侶や上層階級が国の全財産を所有あとは全部奴隷であった。それを中国政府は解放したのだと言う。最も中国の国営放送と新聞は天気予報とスポーツ番組のみ事実を放送すると言われている程政府の都合の悪いことは報道しない。日本も中国ほど酷くはないが一例を挙げると中国で報道された皇太子妃の雅子さんの男の密友が死んだ。イラクで殺された外務省の奥という人物が雅子さんが外務省に在職していた時に親しかった。その人が死んだのでその原因で雅子さんは病気になったと。日本の天皇家を批判するのを極力避けるように配慮した報道です。4年ぐらい前のことです。日本の報道はテレビ、新聞、週刊誌が政府の圧力か天皇制を信棒する右翼国粋主義者の攻撃に恐れてか報道なしでした。
もっとも現在の中国をいきなり日本のように言論の自由にし、完全な民主主義国家となり生活ベルが上がればどうなるか。中国漢族や沿岸の比較的豊かな広東省や拙江省などは独立を言い出したり、更に少数民族のウィグル自治区、内蒙古自治区、それに例のチベット自治区などもたちどころに独立を要求するでしょう。更に貧困地域では暴動が生じ大混乱になりEUと反対に国家が分裂して以前のソ連が未だ落ち着かず政情不安を抱える以前に中国は大混乱の時代が来るように思います。経済が発展し知識人も多くなり自由な主張、政治批判も堂々と行いましてや反体制側はインターネットでの主張に中国政府は躍起になって報道規制を行っている。現在の実情から予想すれば予想するに恐ろしいことになりそうです。共産党一党独裁をゆるやかに徐々に政治を民主化していくしか方法はないでしょう。

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