名の通った各界の人達が、菅副総理を囲んでのトークバトルですから普段あんまり見ないテレビを見た。よくテレビに出る人達は塩川元自民党、金子康広大学教授、安藤建築家などそうそうたるメンバーだ。
塩爺さん自民議員ですか民主党政権の中枢にいる菅本人にはいささか入れ込み、つっこみ、戦闘的ですらに見えた。
景気の見通し、経済の成長戦略、日米関係と続き最後に日本人の暮らしはどうしたら良くなるかというテーマでした。
各人がボードに書き込んだ結果の共通点は特に具体的にどうするかの視点はない。
民主党から何も具体的な対策がないことを突っ込んだ。
塩爺も期待したが他も単なる精神論のみの自己責任とのことでした。全体として社会的弱者に目を向けた考えは少なく頑張れ頑張れの応援団に映る。
よく考えてみれば、このメンバーは全員功なり名をとげてテレビに出るまでになったリッチマンたち、もちろん若い時苦労した生活体験建築家の安藤なども混ざっていたが今では世界的に有名な建築家だ。
多分建築家ですから現代技術のすいを集めた自分が設計した立派な家にでも住んでいるのだろう。
例えば日本を良くするためには大企業の社長さん、今回出演の一流各界の人達のリッチマンたちはボロ家に住み自転車と地下鉄で動き回り税金も50%以上支払いそれも喜んでこの財源にて老人福祉、子育て、ホームレス対策として金を使うことにしたらどうだろうか。そうすれば安心して暮らして安心して死ねる。つまり金持ちが稼いだ金は自分のものだけと考えずに社会全体のものと考え、社会的弱者の貧乏人に喜んで還元するという考え方が定着すれば立派な先進国、文化国家となるはずだ。
稼いだものは全部自分のものを何に金を使おうが勝手だという後進性が世の中を悪くしていると思う。戦後の日本、経済第一主義はいい学校いい会社いい生活を最大の幸せと考えたこの始末、精神的に成長が遅くて先行した成金国民となったのこの始末。大切なものを失い暮らしにくくなった連帯感の喪失、そう言えば子供の頃親達が遅くなって帰宅すると隣近所に白飯や釜戸の火種など貰ってこいといいつけられ、子供ながら少し恥ずかしながら隣に行ったが気持ちよく分けてくれたのを記憶している。こういうことから連帯感が生まれるのかもしれません。
今は壁がひとつ境のマンションでも知らない他人。金が無くなればホームレスになるしかない世の中。昔のほうが貧乏でも暮らし良さを思い出す。貧乏人のひがみか。