リゾート不動産はどん底、市場は冷え切っている。それでも1区画数十万円の土地となると買手がつく。顧客掘り起こしに各社躍起だが、業績が上がる社は少ないようです。この不景気で今時別荘でもあるまい。別荘建築もそっと内緒で海外旅行の気分で別荘建築も世間に知られたくない心境の人が多い。第2の人生をやっとの決心で建てた別荘は使用頻度が高くなればなるほど安い買い物になるとつくづく感じます。(やらせる側からみると)
今年は当社で値下がりしない別荘地を目指し1区画500坪、100万円(土地のみ)、1000坪200万円という土地をインターネットで売り出してみた。造成中というより、元々あった村の人達が使用していた道路を車が通行できるようにして修理して水道を配管するのです。平坦地とはいかないが、その反面日本百名山が見えるし遠景が効くので心地よい別荘地となります。
別荘希望の方々の反響を期待していましたが、ドッグラン(犬の運動場)、ボーイスカウトのキャンプ場などこちらで予想もつかない利用目的のユーザーからの反響に驚いています。元スキー場という特殊な現況から考えて、1000坪(3300***)という土地のまたは森林に囲まれた空間があれば畑、森の観察、プライバシーの保持などは充分可能です。反対に少し寂しいし、冬の除雪もいささかお金がかかるから冬は使わないようにする。いずれにしても標高1000メートルで湿気のないすがすがしさ、夏はクーラーは不要、天国です。
この別荘地の特徴は歩いて10分ぐらいでいける範囲内で、昔からの約200戸、1000人の部落がある。林業、農業が主産業で1500年位からの歴史がある。
この地元の人達と別荘所有者は買い物、給油、工事、メンテナンスでどうしても身近に付き合うようになる。都会のネズミと田舎のネズミの物々交換だって生まれてくる。そしてこの部落の人達は概して排他的ではないことがよそ者としては有り難い。高原野菜の季節になります。トマト、キャベツなどスーパーのものとは甘味が違うのは歴然です。敷地の中でターザンごっこ、ツリーハウスなど子供も大人も思いきり遊んで頂きたい。