年の始めのぼやきごと

あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。
零細企業が無い不動産業者には相変わらず厳しい環境続きます昨今です。大手の不動産業が仲介部門や賃貸部門に参入してからというのは年々市場占拠率が狭められる為、隙間をぬうようにしぶとく生き抜く力量が試されている様でもあります。不動産業の特徴は地域定着型業種であり情報産業であり実に人脈産業であったはづが、インターネットの普及により大変革を迫られて参りました。新しい情報がインターネットにより毎日どんどん入り込み、人脈、情報コネクションや地域定着だけではとてもお客様からの業務獲得はままならなくなって参りました。お客様も同量の情報を掴み取ることが出来るのですから不動産業者としても更に勉強の必要が生じてきます。因みに当地東村山市内の久米川駅南口周辺では約13件もの不動産業者が存在しますがこのうち社員らしき員数を雇用しているのは3件から4件のみ、あとはじいちゃん、ばあちゃん、とうちゃんにあんちゃんなど家内産業がほとんどです。自宅兼事務所、他にアパートの家賃収入、他との副業収入などがあり少ない不安定収入でも細々と生きて行けるからなんとか継続している仲間もいます。更にこういう状態ですと後継者問題が生じてまいります。厳しい実情を知っている子供は親の日常の姿を見ていて希望がもてない商売をやろうとしないのは当然で、他に就職でもみつからない限り後を継がない一方社員を抱えている社も実情は厳しくて時々看板社名や看板が変わって経費倒れともきく。何か新しい事業を探すにも老化の進みや資金不足で先行き真っ暗だと言う仲間もいる。このうっ積状況も世間の景気の悪さや政治の失政のせいばかりしていられないので連日の会議会議で対策、政策に渋い顔を並べながら激論が続く。家族にも言えないし酒量も増える、厳しい1年の始まりだ。福田の康あにいどうなるのだ。この先の日本は、とも言いたくなる。全体のパイが小さくなっている日本ではこの少ないパイのとりっこだ。自然淘汰とも言えなくもないが中国やインドの台頭をおそれつつあとからヒタヒタと迫られるマラソンランナーのような心境の日本は強力なリーダーシップを持った政治家が必要なのかもしれません。当社も地元定着の他、リゾート部門の業績向上を目指して本年も尽力してみたいと思います。年の初めのぼやきごと。

 

                                 平成20年1月8日 代表取締役 安藤 巖

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